2018年03月19日更新
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学会でも認められた禁煙による血液循環の回復

煙草がもたらす健康被害について、否定できる人はもはやいないでしょう。長年に渡って様々な研究がなされた結果、禁煙する人も増えてきており、現代医療の学会や医療現場においてもその有害性は常識となっています。煙草の有害性を語る場合には、煙に含まれる膨大な量の化学物質や発がん性物質などについての言及が目立ちますが、実は問題はそれだけではありません。特に循環器学会などで問題視されるのは、血管や血液に及ぼす害の大きさです。多くの人は煙草による死に至るような重大な病気といえば、肺の病気やがんという認識を持っています。
煙草に含まれる有害物質のなかでも一酸化炭素やニコチンは、体中の動脈を流れる血液に重大な影響を与えます。ニコチンが興奮剤だというのはよく知られていますが、1本煙草を吸えば、約20回程度も脈拍を早めて血圧を上昇させ、血管を収縮させる働きがあるのです。どういうことかというと、ニコチンは体中の動脈を細くし、血液は当然狭くなった血管を流れにくくなります。そして酸素や栄養分ももちろん届きにくくなります。本来、この働きのために休むことなく働いている心臓はこれらの原因により、一層働かざるを得なくなり必要以上に負担をかけてしまうわけです。
学会の研究により、煙草を吸う人は血液が固まりやすいということがわかっています。このことがどういう結果をもたらすかといえば、ドロドロ状態になることで血栓ができやすく、ひいては脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こしやすくなるということです。一方で禁煙することにより血小板の働きが回復することもわかってきました。肺の汚れなどは喫煙量にもよりますが、ある程度の年数がかかります。しかし血小板の働きについては2週間ほどの禁煙で吸わない人と同程度には回復するということなので、勇気を出して禁煙にチャレンジしたいものです。

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